本試験器は絶縁フィルム、絶縁板等の絶縁破壊電圧及び耐電圧試験を合理的に行うための試験装置です。最高発生電圧は交流(標準)で~AC100KVまで製作可能です。
絶縁破壊試験では、危険な高電圧を発生させるため、使用法を誤ると致命的な事故に結びつく恐れがあります。
当社の試験器は、特に安全性に留意し、使用方法を誤っても致命的な事故に至らない設計をしましたので、安心してご使用いただけます。
弊社では、用途に合わせていくつかのタイプを用意しております。
下記を参照ください。
(1)YST-243型:通常の絶縁破壊(短時間法)試験と耐電圧試験の測定が可能です。
結果は、プリントアウトされます。
(2)YST-243TP型:上記に加えて、操作はタッチパネルで行います。
試験結果はプリントアウトのほかに、画面に約2000件の結果が保存されます。そのデータは専用ソフトによりパソコンに転送可能です。
(3)YST-243AT型:上記(YST-243TP)の機能のほかに、段階(ステップ上昇)昇圧法の試験が、自動で行えます。
(4)YST-243-BI型:試験BOXが内蔵された小型の試験器です。ACもしくはDC20KVまで製作可能です。
通常の絶縁破壊(短時間法)試験と耐電圧試験の測定が可能です。
結果は、プリントアウトされます。
(1)『試験BOXタイプ』は、BOX内で試験するため、少ない設置スペースで済みます。
試験BOX扉に安全ドアスイッチが付くので、安全に試験可能です。(電磁ロックに変更も可能です)
スペースの関係上、上限電圧は~50KVまでとなります。
常温(室温)試験のみとなります。
常温であれば、気中試験と油中試験が可能です。
試験片サイズに限りがあります。
(2)『平面配置型』は安全柵の設置が必要です。
上限~100KVまで可能です。
恒温槽および高温オイルバスの組み合わせで、気中、油中共に高温試験が可能です。
安全機能として、ドアスイッチや、マットスイッチなどの安全対策が必要です。(弊社にて取り付けます)